石橋貴明が8月6日放送の『たいむとんねる』(フジテレビ系)で、昭和のイケメンスターとの思い出を明かした。石橋は番組のコントでモノマネもしていた田村正和について回想。

「田村さんは本当に伝説ばかり。畳のシーンで本番は座るけど、リハーサルでは畳の上に椅子を置いて絶対に畳に座らない。スタジオの片隅に(飛行機の)ファーストクラスみたいなソファーがあって、そこに電気が点いていてずっと台本を読んでいる。

 田村さんのスタジオに行ったら、本当にスタジオの片隅で読んでいて、『すみません、石橋です。いつもなんかすみません。 “それいけマサカズ” とかやっちゃって』って。そうしたら(田村は)『あんな(話すの)遅くないよ』って」

 石橋のコントを見ていたようで、すかさずツッコミを入れられたという。

“それいけマサカズ” は、『みなさんのおかげでした』の名企画で、ドラマ『ニューヨーク恋物語』の名場面を細かく再現し、次第に歯みがきや野球など、あらゆるパターンのモノマネを繰り返した。

 ちなみに、石橋はかつて清水国明と原田伸郎が組んだ「あのねのね」に弟子入り志願したが、田村正和のモノマネがあまりにも似ていないので断られたというエピソードもある。

 番組では、石橋はショーケンこと萩原健一についても「野外のライブに行ったら、いきなり出てきて、消防士が持つようなホースで客に水を撒き始めた。それでも『ショーケン!』って(自分が腕を振り上げて)もうビショビショですよ……」と絶賛していた。

 さまざまなスターをリスペクトして、敬意を持ってコントなどで表現してきた石橋。だからこそ、多くの先輩からも慕われて、ここまで芸能界を渡ってきたのだろう。