Amazonが家庭用ロボットを開発中だとBloombergが報じました。「Vesta」と名付けられた秘密のプロジェクトで開発するロボットは、早くも2018年内にAmazon従業員の家庭に試験導入されるとみられています。

Amazon Has a Top-Secret Plan to Build Home Robots - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-04-23/amazon-is-said-to-be-working-on-another-big-bet-home-robots

ロボット開発プログラムを進めているのはカリフォルニア州・サニーベールにあるAmazonのハードウェア開発研究部門の「Lab126」。Lab126は電子書籍端末「Kindle」やAmazon初のスマートフォン「Fire Phone」やAlexaを搭載するAIスピーカー「Echo」を開発したことで知られています。

Bloombergが関係者から得た情報によるとVestaプロジェクトは数年前に開始し、2018年に入って積極的な人材採用に取り組んでいるとのこと。関係者によると年内にもプロトタイプを従業員の家庭に試験的に導入し、早ければ2019年の発売が計画されているそうです。

Vestaで開発されているロボットの内容については明らかではありませんが、情報筋からは「家庭内でEchoが置かれていない場所に、ユーザーにくっついて動く『動くAlexa(人工知能)』のようなものになるのではないか」と推測されています。Alexa内蔵のホームロボットは、高性能なカメラと画像認識ソフトによって、「Alexa搭載の家庭内自動運転マシン」のようになる可能性がありそうです。



なお、Amazon広報は「噂や憶測に対してはコメントしない」と述べ、Vestaを否定も肯定もしていません。