森三中の黒沢かずこ(39)が2月19日放送の「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)に出演。番組内で黒沢は「中学生になるまで『朝ごはん』という概念を知らなかった」と告白し、スタジオ中から驚きの声が上がった。
 
「周りとそういうことを話してこなかったので、みんなも同じ(朝にご飯を食べない)だと……」
 
当時の黒沢家では毎朝、両親はコーヒー1杯を飲むだけだったという。そして黒沢自身は、乳酸菌飲料を1本飲むだけ。小学生時代はそれで保っていたものの、中学入学を機に朝練ありのソフトボール部に入部し一転。さすがに耐えかねてしまったが――
 
「お腹が空いたなんて恥ずかしくて言えない」
 
そう考えていた黒沢は「机や椅子をずらして音を出して、お腹が鳴るのをごまかしていた」と告白した。
 
いよいよ空腹のツラさに耐えきれなくなった黒沢は意を決して、「お腹空かない?」と友人に打ち明けた。すると「朝ごはんを食べてきたから空かない」との返答が。そのときに初めて“朝ごはん”という言葉を知ったのだという。しかし――。
 
「食べもの=性のイメージがあって。朝ごはんを食べるなんて性欲むき出しにみえた!恐ろしい!」
 
黒沢は“朝ごはん”を素直に受け取ることができなかった。むしろ「欲深いひとなんだ」と友人を見下すほどだったという。
 
それでも黒沢はある日、母親に意を決して「朝ごはんが食べたい」と打ち明けた。すると母親は「バレた?」と一言。翌日からおにぎり1個が朝ごはんに加わったそうだ。
 
「初めてお米のパワーを知った。米ってすごいなって思った」
 
実は黒沢の実家は食堂を切り盛りしている。同番組では、共演の前野朋哉(32)から「食堂はモーニングを出す立場。どうして朝ごはんを食べさせてもらえなかったんですか?」と質問をぶつけられた。すると「その時間、親はパチンコに行っているから」と黒沢は答えた。
 
黒沢の両親は大のパチンコ好き。「生活の中心がパチンコ」と豪語するほどで当時、食堂を開けている時間は僅かだったとか。黒沢は回想する。
 
「営業している時間が少なかったから『黒沢の家はいつ営業しているんだ』って学年中で噂になって。ついたあだ名が『準備中』でした」
 
今年で結成20周年を迎える森三中。実家で鍛えられた分、ハードな芸人生活を耐え抜いているのかも?