中田選手、井口選手(転載された画像より、編集部で一部加工)

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子どもたちの憧れである「プロ野球選手」がスーパーで迷惑行為――。

プロ野球・北海道日本ハムファイターズ中田翔選手(28)が投稿した写真をめぐり、インターネット上で批判が噴出している。

「日本人として恥ずかしい。。。」

問題視されている写真は2018年1月29日、中田選手のインスタグラムに投稿された。

現在、米アリゾナ州でのキャンプに備え、現地で合同自主トレーニング中の日ハムナイン。写真はキャンプのオフショットで、スーパーマーケットで買い物を楽しむ中田選手、西川遥輝選手(25)、井口和朋選手(24)、松本剛選手(24)が写っている。

異国の地で舞い上がってしまったのか、中田選手と西川選手がそれぞれショッピングカートに乗って、井口選手、松本選手がカートを押している。みな笑顔を浮かべ、西川選手は2本指を立てポーズを決めている。

当然のことではあるが、ショッピングカートは大人が乗るために用意されているのではない。実際、家具量販店「IKEA(イケア)」のショッピングカートは15キログラムまでの重量制限があり、ストア内やベビーカーにも記載されている(参考記事「『インスタ映え』の暴走 IKEAでカートに乗るJKが増殖中」)。

そのため、ツイッター上では非難の声が集中。「確かにやってることは幼稚かもしれんが、そんなに叩かれることか?」と擁護する向きもあるが、多くは

「おいおい?中田翔?なにそこらへんの輩みたいな事やってんだよ?」
「日本人として恥ずかしい。。。」
「遊んでる場合かよ......何やってんねん......」

といった指摘が占める。投稿はその後削除された。

球団は1年前、SNSに関する指導を実施

中田選手は1月27日にインスタグラムのアカウントを開設したばかり。始めた理由を「何気ない事でもみんなと共有できて楽しそうやなって思った」などと説明していた中田選手。アカウントを開設してわずか2日後の「炎上劇」にファンらの失望も大きいようだ。

ベースボールライターの阿佐智(あさ・さとし)氏は1月30日、「北海道日本ハムファイターズは、中田翔を再教育できるのか?」と題した記事をヤフーニュースに寄稿。

今回の騒動を「呆れたを通り越してしまった」と厳しく断じ、

「球団は、これに対してどう対処するのだろう。このチームの監督、栗山英樹は大学で教壇に立つ教育者でもある。教育者の観点からならば、この一件を不問になどできないだろう」

と推測した。

球団の広報グループは1月30日、J-CASTニュースの取材に「(前述の阿佐氏の)記事は読んだが、詳しくは把握できていない」と回答。広報で事実確認ができ次第、現地の球団関係者に伝えるといい、対応については「未定」。

球団では約1年前に、SNSに関する注意文を当時所属していた全選手に配布。「社会人として常識のあるふるまいを心がけてほしいということや、SNSに投稿すること自体が公に発言することと同じだといったことを伝えていたのですが...」と担当者も戸惑いを隠せない様子だ。

今後は全選手に再度、注意文を徹底するよう指導するとした。