2017年の訪日外国人は、中国人と韓国人で約半数を占めていたようだ。中国からの旅行客は相変わらず多いが、なぜ多くの中国人が毎年日本を訪れるのだろうか。中国メディアの今日頭条は5日、ある外国人が「どうりで中国人が日本を訪れたがるわけだ」と感じたと紹介する文章を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 2017年の訪日外国人は、中国人と韓国人で約半数を占めていたようだ。中国からの旅行客は相変わらず多いが、なぜ多くの中国人が毎年日本を訪れるのだろうか。中国メディアの今日頭条は5日、ある外国人が「どうりで中国人が日本を訪れたがるわけだ」と感じたと紹介する文章を掲載した。

 この外国人の国籍は不明だが、白人の男性だ。旅行で中国をまわってから日本を訪問したそうで、日本と中国との違いを肌で感じ、中国人がこぞって日本に旅行に行く理由が分かったと感想を述べたという。たとえば、かばんを飛行場のトイレに忘れてきてしまった際、気が付いて戻った時もかばんがそのまま置いてあったそうだが、「中国ではありえない」と感動したようだ。

 また、日本の道路も車も非常にきれいで、1人ひとりがゴミを分別する習慣があると指摘。中国ではゴミの分類がまだ浸透していないうえに、ゴミ箱が数メートルごとに置いてあるのに清掃員が道路を毎日掃除しなければならず、清潔さに大きな差があるのは事実だ。街の清潔さという点だけでも、外国人の目には「どうりで中国人が日本を訪れたがるわけだ」と実感するものだったようだ。

 さらには、日本人はどこでも秩序正しく列を作ることに感心したと紹介。どんなに長くても静かに並び、割り込みは見られず「日本人の民度の高さは言うまでもない」ことだと称賛している。記事は、この外国人の見解として「日本を訪れれば、世界観が覆される」とし、やはり百聞は一見にしかずであると伝えた。

 記事には、外国人の見解に対して多くのコメントが寄せられていたが、いずれも反論する内容で、日本がきれいで日本人が礼儀正しいということは知っているものの、日本と中国を比較されることには反感を持つ中国人の気持ちが伝わってきた。しかし、外国人の指摘はいずれも客観的な意見であり、まずは違いを知り、受け入れることが改善につながるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)