GEの事業部門のうちいくつかは、すでにアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)の技術を使って新しい部品を製造・開発しています。GEアビエーションはLEAPシリーズのジェットエンジンの燃料ノズルをプリントしています。

 GEアビエーションは進化したターボプロップエンジンも製造しています。これは、3Dプリンティングを含むアディティブ・マニュファクチャリング技術を用いて多数部品を製造した、歴史上初の民間航空機のエンジンです。

 エンジン設計者たちは、855にも及んでいた部品をわずか12にまで減らすことに成功し、結果的にエンジンの3分の1以上が3Dプリントされることになりました。GEヘルスケア、GEパワー、ベーカー・ヒューズ(オイル、ガスのフィールドサービスを扱う)もまた、このテクノロジーを使っています。エテシャミは言いますーー「これはまさに、エンジニアの夢ですよね」。

<[http://biz.nikkan.co.jp/eve/match/koen_sympo.html{モハメッド・エテシャミ氏講の演お知らせ}]>
<経歴>
GEアディティブのバイスプレジデント(VP)であり、ゼネラル・マネージャー(GM)です。直近まではGEアビエーションにおいて、商用および軍用の航空機エンジンを設計・製造・試験・認証をおこなうために8,000名を超えるエンジニアを率いるエンジニアリング担当VP兼GMを務めていました。
GEアビエーション、GEオイル&ガスそしてGEアディティブにおいて、33年以上におよぶエンジニアリング、製造とプログラム/プロダクトマネジメントの経験を有しています。
GEアビエーションにて、軍用機、とくにF-16戦闘機やB1爆撃機といった航空機エンジンの設計エンジニアとしてキャリアをスタートさせました。その後、商用航空機エンジンのエンジニアとしてCFM56やGE90の開発プログラムに参画し、設計・管理をおこないました。