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2017年7月ごろから新手の詐欺の被害が、警察に報告され始めているといいます。詐欺の手口は、大手クレジットカード会社を名乗り電話をかけてくるといったもの。

荒ぶるファーファ(@araburu_fafa)さんの友人も、実際に電話を受けた1人でした。

幸いなことに、途中で不信に思った友人は被害を受けずに済んだものの、詐欺の手口があまりにも巧妙だったため「あやうく騙されるところだった」と振り返っています。

その後、荒ぶるファーファさんは、注意喚起として友人の体験談をツイート。大きな注目を集めています。

自然な流れで個人情報を把握

ある日、大手クレジットカード会社から「カード請求に関して緊急に連絡が欲しい」といった内容の電話を受けたという友人。

電話は音声ガイダンスで、該当の番号を選択すると、丁寧な口調の男性につながったといいます。

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その後の会話の流れは、以下のようなものでした。

友人「カードの請求に関して、緊急で連絡が欲しいと電話がかかってきたんですけど」

詐欺師「申し訳ございませんが、お名前と生年月日を教えていただけますか?」

友人は、カード請求に関して思い当たる節はなく、その大手クレジットカード会社も利用していませんでした。

しかし、相手の返答が自然だったためか、素直に伝えてしまったといいます。

その後、相手は電話をかけた理由について「キャッシングの請求について案内を送ったものの、連絡がなかったため、こちらからかけた」と説明。

身に覚えがない友人は、すぐに否定します。

友人「キャッシングした記憶はありません。それに、そちらの会社のクレジットカードは持っていません」

詐欺師「今年の4月17日に、ウェブからの申し込みで作られています。承認は免許証のコピーが送られて来て、承認されたと記録に残っています」

もちろん、友人はそれも否定。すると相手は、クレジットカードの登録住所の確認を持ち出してきました。

詐欺師「カードの登録住所は文京区になっていますが、ご利用者様の電話番号の市外局番は047です。文京区にお住まいではないのですか?」

友人「千葉ですが」

すでに、名前、生年月日、住所の一部といった、個人情報を聞き出している詐欺師。しかし、それだけでは終わりませんでした。

詐欺は次の段階へ

詐欺師はその後、友人の個人情報を使用し、誰かがクレジットカードを不正に作った可能性を示唆してきました。

その上で、友人から警察に被害届を出すようにも指示してきたそうです。

これに対し「自分は無関係だから」と拒否した友人。しかし、詐欺師からしてみれば、友人が拒否することは予想済みだったのでしょう。

もっともらしい言葉を並べて、警察署に連絡させるべく誘導してきます。

詐欺師「ご利用者様の名義を使用したことで、信用に傷がついている場合がございます。恐らく同じように、ご利用者様の名義で違うカードも作って、キャッシングしているかもしれませんので」

さらに続けて、都内の警察署の名前も出してきたのです。

詐欺師「お時間ございましたら、このまま警察署へ転送できます。カード被害は警察と連携しておりますので、警察署にご連絡していただければ、すぐに話は分かるようになっています」

後から電話をかける場合の細かい指示もありました。

詐欺師「お時間がないようでしたら、後で電話していただけるよう、警察署の電話番号をお教えいたします。警察署のサイバー課か、刑事2課で、ファイルナンバー342306と伝えていただければ、話は早いと思います」

結局、電話を転送してもらうことにした友人でしたが「やはり何かおかしい」と感じ始めます。

友人「(向こうが転送する電話を、まるまる信じていいのだろうか)」

そこで、名前を出された警察署に自分から電話をかけてみようと思い、転送の合間に電話を切ります。

その後、警視庁の電話番号を自ら調べて、電話をかけたところ、刑事さんから「あのまま偽の警察署に電話を転送されていたら、もっと個人情報を引き出され、お金まで支払っていた可能性もあった」と、指摘されたとのこと。

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今回、電話を受けた友人は、とっさの機転により被害を免れることができました。特に、刑事さんは「自分のほうから連絡しようと考えることができた点が正解だった」と語っていたそうです。

しかし、最近になって被害報告が寄せられるようなった新手の詐欺だからなのか、十分な対策はとられていないのが現状です。

だからこそ、投稿者さんの友人も「みなさんが被害に遭わないように」という思いから、詳細な体験談を合わせて注意喚起の拡散を呼び掛けています。