これまでゴールキーパーをローテーションしてきたヨアヒム・レーヴ代表監督だが、kickerが得た情報によれば残りのコンフェデ杯はバルサのマーク=アンドレ・テル=シュテーゲンが守ることになりそうだ。

カメルーン代表戦を前日に控え行われた練習のあと、会見の席でヨアヒム・レーヴ代表監督は「これからもGKのローテンションを行うべきか考えている」ことを明かしていたのだが、就任100勝目を目前に控えてレーヴ氏は、テル=シュテーゲンに残りのコンフェデ杯のゴールを守らせる決断を下したようだ。

確かにデンマーク代表とのテストマッチでは、代表デビューとなったケヴィン・トラップが好パフォーマンス(kicker採点2)を披露していたのだが、コンフェデ杯初戦のオーストラリア代表戦では、ベルント・レノがkicker採点5となる精彩を欠いたプレーを露呈。

つづくチリ代表戦では、テル=シュテーゲンが落ち着いた雰囲気をチームにもたらし、kicker採点3と納得のパフォーマンスをみせていた。


そしてそのカメルーン代表戦では、そのテル=シュテーゲンが先発。さらにケレム・デミルバイも先発に名を連ねた。

デミルバイに対しては、トルコ代表がA代表招集にむけて動いていたのだが、これによりデミルバイはドイツ代表でこれからプレーしていくことになる。

確かに、デミルバイは今月初めのデンマーク代表とのテストマッチでA代表デビューを果たしていたのだが、しかし公式戦ではなかったためにまだトルコ代表への可能性は残されていた。

昨季までブンデス2部デュッセルドルフへレンタル移籍していた同選手は、今季加入したホッフェンハイムで主力の座を確保。28試合に出場し、kicker採点平均2点台をマークする好パフォーマンスを披露。今大会で初招集を受けている。

そのさいにデミルバイは、「ドイツ国民だし、トルコ代表でプレーすることは考えられない」とコメント。たしかに2011年と2013年に、トルコのユース代表にてテストマッチに出場はしていたのだが、トルコ国籍はまだ有してはいなかった。