1月29日の早朝4時41分。日曜日の東京・羽田国際空港にロサンゼルスからの直行便が到着した。到着口から最初に現れたのは、子供を抱いた上下黒のカジュアルな格好をした男性だった。HIRO(47)だ。

後ろから、年配の女性と一緒に、黒のスウェットパンツに白いパーカーを着た、マスク姿の上戸彩(31)が続いた。

HIROさんは飛行機を降りてからも、大事そうにずっと娘さんを抱っこしていました。上戸さんと年配の女性は楽しそうに話し込んでいて。みなさんとてもリラックスした様子で、本当に仲のいい家族といった感じでした」(到着便に同乗していた旅行者)

上戸の知人は今回の旅行についてこう話す。

「彩ちゃんのお母さんもいっしょに24日の便で出発していました。3泊5日と強行軍でしたが、どうしても家族で行きたかったのでしょう」

12年9月に結婚した上戸とHIRO夫妻は15年8月に長女(1)に恵まれ、順調に愛を育んでいるように思われた。しかし、昨秋から離婚危機が取り沙汰されるように。さらに年末の番組に出演した上戸が激ヤセしているように見えたことから、心労が原因ではと心配する声も各方面からあがっていた。

だが「今回の旅行に同行した母親の存在が“転機”となった」と夫妻をよく知る音楽関係者は明かす。

「上戸さんが中野のマンションに住んでいたお母さんを、都心の自分のマンションの近くに呼び寄せたんです。女優と子育ての両立のためというより、馴れない育児の負担を減らしたかったから。お母さんの助けを借りて、少し余裕ができて改めて忙しく走り回っている夫の姿を見た上戸さんは『自分がきちんと彼を支えていかないと』と考え直したそうです」

別の音楽関係者は、今回の旅はひと足先にHIROがロスに飛び、上戸とは現地で合流したと説明する。

HIROさんは、ロスには仕事で行っていました。日本でも展開されているEXILEのダンススクール『EXPG』を新たにロスでも開校する予定があるので、その下見に行ったと聞いています」

LDHはアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどの海外に拠点を置き、世界規模で事業を展開することを昨年10月に発表。

「ディズニーやユニバーサルのような世界中の人が楽しめるエンタテインメントを生み出せる会社を目指したい」

HIROはそう宣言し、世界中を走り回っていた。夫の後を追ってロスに行くことは、夫婦関係を修復し、家族の絆を強めるために上戸が考えたものだと前出・音楽関係者が語る。

「娘と母親を連れて行ったのは、家族みんなで夫の仕事を支えていくよ、ということをHIROさんに伝えたかったから。実際、現地で事業が進んでいるところを目の当たりにし、彼女は『こんなステキなプロジェクトは家族で支えていかないとね』と決意を新たにしたようです」

夫の“世界進出の夢”をかなえるため、妻の決断で図られた家族の「再結束」。そこで得られた“絆”の強さは、旅を終えた空港で見られた、家族そろっての笑顔が物語っていた