27日、韓国政府機関の文書などから近く「高齢者」の呼び名が消える見通しが高くなった。これまで「高齢者」とされた55歳以上は別の名で呼ばれることになる。写真はソウル。

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2016年12月27日、韓国・中央日報などによると、早ければ来年下半期以降、韓国政府機関の文書などから「高齢者」の呼び名が消える見通しが高くなった。これまで「高齢者」とされた55歳以上は別の名で呼ばれることになる。

政府は27日の閣議で上記の内容などを盛り込んだ「雇用上の年齢差別禁止および高齢者雇用促進に関する法律」を審議・議決した。同法改正案が国会を通過すれば、公布後半年で適用が始まる見込みだ。

韓国では1991年の関連法制定以降、55歳以上を指して「高齢者」の名が使われてきた。雇用労働部の関係者は名称変更の提案について「期待寿命の延びや高齢化の進行などにより高年齢者に対する国民の認識や社会通念上の基準が変わってきたため」と説明している。

法改正が行われた場合、55歳以上の「高齢者」は「長年」と呼ばれるようになり、法律の名称も「雇用上の年齢差別禁止および長年の雇用促進に関する法律」と改められる。

これについて韓国のネットユーザーからは肯定的な意見も一部寄せられているものの、「呼び名がそんなに大事か?」「名前だけ変えたからって働き口ができるとでも?それなら『青長年』とかにすべきだ」「名前が『長年』でも、実質的には職場でも高齢者に違いないけどね…」といった反対の声が目立つ。

また、「年金を払わないためのずるい手口だ」「年に関係なく奴隷としてこき使うつもりか?雇用労働部がいつから労働者の心配をするようになった?」「結局は長年失業者だらけになる」「55歳になったら家に引っ込んでろということか?」などのコメントも寄せられた。(翻訳・編集/吉金)