想定される広告のイメージ。文言やデザインは変わる可能性あり

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 アイドルグループSMAPファンが起案した新聞広告の掲載を目指すクラウドファンディングプロジェクト「SMAP大応援プロジェクト〜新聞メッセージ・どうか届きますように〜」の支援者数が1万2,800人を突破し、支援金額が当初の目標だった1,000万円をゆうに超える3,900万円余りに達した。

 同企画が立ち上げられたのは、朝日新聞社のクラウドファンディングサイト「A-port」。支援者募集は12月20日夕から28日未明まで行われ、同サイトを運営している朝日新聞社によると、今回の支援者数は国内の購入型クラウドファンディングでは過去最多の数字だという。なお人数・金額は暫定値で、29日に正式な数字が確定するという。

 「SMAP大応援プロジェクト」は、SMAPファンの石田久美子さん(会社員)、鈴木靖子さん(主婦)、佐藤亮さん(会社員)の3人が立案。同グループの「活動期限」とされる2016年12月31日の前に大きな新聞広告を使ってSMAPのメンバーやSMAPを支える人たちに、ファンからのメッセージを伝えたいと思い、12月20日に立ち上げられた。

 また当初の締め切りは27日23時59分を予定していたが、終了直前のアクセス集中でサイトがつながりにくくなったため28日午前2時まで延長。集めた資金は、支援者の名前とともに「SMAPをこれからも応援し続けます」という趣旨のメッセージ広告を、12月30日付の朝日新聞全国版朝刊に掲載するために使用される。同企画ページによると、見開き2ページ以上の広告になる予定だという。

 これまで日本の購入型クラウドファンディングで支援者数が最も多かったのは、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣の個展「えんとつ町のプペル展」を入場無料で開催するためのプロジェクトによる6,257人とされ、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で2016年10月25日に達成していた。(編集部・井本早紀)