専門家を直撃!食後の割り箸の扱い、正しい箸休めの方法

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毎日のように使っているお箸。箸先をなめる「ねぶり箸」、食器の端をつまんで近くに寄せる「寄せ箸」など個々のNG行為は知っていても、かしこまった外食の場では、咄嗟の判断に戸惑うことがしばしばある。「教えて!goo」にも「お箸のマナーを身につけたい」との相談が寄せられている。そこで今回は食後の割り箸の扱いから正しい箸休めの方法まで、日本箸文化協会に話を聞いてみた。

■食べ終わったら割り箸はどうする?

いざとなると判断に迷うシチュエーションとして、まず食べ終わった割り箸の扱いについて尋ねた。箸置きにおけばよいのか? それとも箸袋に戻すべきなのか?

「箸置きにおいて『ごちそうさま』でも良いですが、ちょっとした心遣いとして、箸袋に入っていた割り箸を使ったわけですから、箸袋にしまい、『ごちそうさま』が良いと思います。ただ箸袋に割り箸をただ戻すのではNGです。使ったことが分かるように、箸袋を半分斜めに折り、割り箸を刺し入れてください」

箸袋を半分斜めに折るのがポイントとのこと。次に大皿料理なのに取り分け用の箸がない場合について尋ねてみた。お箸を新たに貰うべきなのか、それとも直箸で良いのか。

■大皿料理なのに取り箸がない

「お店に取り箸をもらえないか尋ねてください。なかったら『この店に取り箸がないので今日は直箸でよろしいでしょうか』とみんなの合意を得て直箸にしてください。お箸を逆さまにして箸頭の方で食べ物を取る人がいますが、マナー・ルール違反です」

ふむふむ、不測の事態が起きたときにみんなの合意を得るのは、とても大切なこと。ところで里芋など滑りやすいものは刺さないと落としてしまう不器用な人もいる。この場合は……?

■里芋が滑って食べられない

「不器用なのではなく、箸の正しい持ち方、使い方ができておらず、このようなことになります。まず、里芋は丸ごとか、包丁が入っているかどうか、大きさにもよりますが、里芋を口に入る大きさに切ります。本当の持ち方・使い方ができていないと切れません。そうすれば里芋に平らな面ができますから、滑りにくく挟みやすくなります」

やはり刺すのはNG。どうしても食べたければ正しい箸の持ち方、使い方を身につけるしかないわけだ。

そして、最後に多くの日本人が間違っているお箸のマナーを尋ねてみた。

「食事中、渡し箸をする人は子どもから大人まで非常に多いですが、マナー違反です。飯碗、汁椀、お皿の左端に箸先をおいて、箸を渡し置きして箸休めをする行為です。三途の川を渡すようで縁起が悪いうえに、『お腹がいっぱいでもう食事は終わりです』というサインになりますから、食べている途中の箸休めは、箸置きか小皿の淵に差し掛けてください」

これは恥ずかしながら筆者もやっていた。自宅で箸置きを使う習慣がない人は、外食中にうっかりやってしまいそうだ。気をつけよう。

(瀬戸鈴鳴)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)