マンC、ユーヴェDFボヌッチ獲得に67億円で再オファー…ユーロの活躍で評価上昇

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 マンチェスター・Cがユヴェントスに所属するイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの獲得に向けて、6000万ユーロ(約67億円)のオファーを準備しているようだ。7日付のイタリア紙『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

 マンチェスター・Cは2016−17シーズンからジョゼップ・グアルデイオラ監督が新指揮官に就任。ポゼッション・スタイルを嗜好する同監督はボヌッチを高く評価しており、かねてから同選手の獲得に動くことが予想されていた。5日には、4500万ユーロ(約50億円)のオファーが提示されたものの、ユヴェントスがこれを拒否していたと報じられたが、マンチェスター・Cは大幅に移籍金を増額させて、獲得に迫っているようだ。さらには、ボヌッチの代理人を務めるアレッサンドロ・ルッチ氏が、マンチェスターに赴いていることが確認されており、間もなくマンチェスター・Cと交渉に入ると報じられている。

 しかし、ユヴェントスは、移籍金が増額されてもボヌッチの譲渡は認めない意向で、2020年6月30日までとなっている契約をさらに延長し、350万ユーロ(約3億9000万円)の年俸を増額して、引き留めるとも伝えられている。それでも、マンチェスター・Cが提示している700万ユーロ(約7億8000万円)の年俸とは大きな開きがあり、ユヴェントスはボヌッチの去就に大きな不安を感じていることは間違いないようだ。

 現在29歳のボヌッチは2010年にバーリからユヴェントスへ加入。DFアンドレア・バルザーリ、DFジョルジョ・キエッリーニとともにイタリア版“BBC”を形成し、ユヴェントスのセリエA5連覇などに貢献している。また、イタリア代表としてもユーロ2016全5試合にフル出場。3バックの中央に位置しながら、精度の高いパスを配給し、『最後尾のレジスタ』として評価を高めていた。