14日、韓国・国民日報は、干潟や湿地の生態系を破壊する繁殖力の強い外来の雑草について、学界が12年に韓国の海岸地域で存在を確認し危険性を認知していたにもかかわらず、政府や関係機関が4年にわたりこれを放置していたと報じた。写真は韓国の島。

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2016年6月14日、韓国・国民日報は、干潟や湿地の生態系を破壊し砂漠化する危険性のある外来の雑草について、学界が12年に韓国の海岸地域で存在を確認し危険性を認知していたにもかかわらず、政府や関係機関が4年にわたりこれを放置していたと報じた。

韓国環境部は14日、南部の全羅南道・珍島と、北部の仁川市・江華島で、こうした外来の雑草が見つかったことを明らかにした。いずれも強力な繁殖力と侵入力があることから除去が容易でなく、政府が昨年「生態系危険性評価」で最も高いランクに指定した種だ。環境部は今回の実態確認を経て、これらの種を「危害憂慮種」から「生態系かく乱種」に変更した。前者が「国内にまだ定着できていない外来生物」を指すのに対し、後者は「国内の気候に適応し拡散しつつある外来生物」として「退治作業」の対象になる。

これから本格的な退治作業に入るとした環境部だが、実は今回の確認のはるか以前にその危険性を認知していながらこれまで何ら対応を取っていなかったことが判明した。同部国立環境科学院の研究員が著者の一人に名を連ねた韓国雑草学会における論文で「12年に江華島で(雑草の)分布が初めて確認された」との記述とともに、「深刻な危険性」の指摘がなされていたのだ。この著者は、「論文は14年に完成し、学会の内部審査を経て昨年4月に採用されたもの」とし、論文を根拠とした環境部による「最初の雑草確認」は昨年4月だったと説明している。

これについて、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せた。

「どこもかしこも対応の遅れは相変わらずだね。そろそろ目を覚まして」
「韓国の公務員や政治家はもともとこうなんだ」
「環境部は何にもしてない集団なんだね」
「職務怠慢で担当者はクビに!」

「ディーゼル車のことは大統領の一言で大騒ぎするくせに、こういうことは目にも入らないんだろうな」
「韓国らしい出来事」
「この雑草が体にいいとうわさを流せばすぐになくなる」

「サバの塩焼きで出る大気汚染物質は調べたくせに、超強力雑草は放置…」
「そろそろ何が正常で何が異常なのかみんな分かってきたはず。これからはきちんと投票しよう」
「その雑草、砂漠に植えたら駄目なのかな。すぐに広がりそうなのに」(翻訳・編集/吉金)