バッテリーで駆動する「電子タバコ」をスマートフォンに内蔵し、電話やメールをしながらいつでも好きな時にお気に入りのフレーバーをふかすことが可能な、吸えるスマートフォンが「Jupiter」です。

Jupiter™ Cellular Vaping - Vaporcade™

https://store.vaporcade.com/collections/jupiter

CES 2016でThe Vergeの記者が実際にJupiterを吸っている様子をムービーで公開しており、以下から見ることができます。

I just smoked a smartphone -CES 2016 - YouTube

男性が手にしているスマートフォンがJupiter。



本体から伸びたアンテナのようなものが吸い口になっており、吸引すると中に入れているフレーバーを蒸気化して吸うことができます。



電話をしながらササッと一服することも可能。



OSはAndroid 4.4(KitKat)搭載で、専用アプリから吸引量の設定にも対応。バッテリーはスマートフォン用と電子タバコ用に2つ内蔵していますが、2つのバッテリーは共有可能なため、電子タバコの喫煙量を調整すればスマートフォンの利用時間を増加させることができます。通常の電子タバコはバッテリーで駆動するため充電が必要ですが、コレがあればスマートフォンを充電しておくだけで、いつでも電子タバコを吸えるようになります。





カートリッジは本体上部に取り付けられており、LEDを点灯させてリキッドの残量を確認することができます。専用リキッドはミント・ピーチ・コーヒーなどのフレーバーがあり、6mlのリキッドでタバコ4箱分に相当する800回の喫煙が可能とのこと。リキッドには14mgのニコチンも含まれています。



また、専用リキッドは以下のようなケースの中に、リキッドが入った交換式のカートリッジが入っています。液体のリキッドを継ぎ足すのではないようです。



別売りのホースを装着すれば、スマートフォンの画面から目を離すことなく電子タバコをたしなむことができるわけです。



なお、Jupiterは3G版の「Jupiter IO 3」と、4G(LTE)対応の「Jupiter IO 4」による2モデル展開。Jupiter IO 3はすでに販売を開始しており、価格は299ドル(約3万5000円)です。

Jupiter™ IO™ 3: 3G Cellular Vaping Phone - Vaporcade

https://store.vaporcade.com/products/jupiter-3g-cellular-vaping-phone

Jupiter IO 4は2016年初頭に発売予定で、価格は499ドル(約5万8000円)。先行予約を以下のページで受付中です。また、専用カートリッジは1つ14.99ドル(約1700円)となっています。

Jupiter™ IO™ 4: 4G LTE Cellular Vaping Phone - Vaporcade

https://store.vaporcade.com/products/jupiter-4g-lte-cellular-vaping-phone