コーヒーにトロッとあんこを入れてしまったコメダ珈琲店「小豆小町(あずきこまち)」を飲んでみました
コメダ珈琲店の看板メニューであるブレンドコーヒーに、なんと小倉あんを豪快に投入してしまったデザートコーヒー「小豆小町(あずきこまち)」が12月14日(月)から登場しています。さらに、冬季の新作デザートとして「西尾の濃い抹茶」「青森キャラップル」「雪白」「トリプルショコラ」の4種類のケーキも登場しているとのことで、食べに行ってみました。
「あまとろ。とけとろ。」なデザートコーヒーが登場しました! 新商品・キャンペーン | 珈琲所コメダ珈琲店
コメダ珈琲店に到着。平日の午前中にお店を訪れたのですが、開店から午前11時まではドリンクを注文すると無料のモーニングサービスが提供されていることもあり、店舗前には朝から多くの自転車が止まっていました。
店頭には新商品の告知看板などは特に立っていませんでしたが、席に着くと、アズキ色をした小倉小町のメニュー表と……
裏面には新作ケーキのメニューがありました。さっそく注文してみます。
待つこと3分ほどで小倉小町が到着。今回はミルク付きの「小倉小町 フレッシュ」(税込480円)を注文しました。また、コーヒーにホイップクリームを盛った「小倉小町 ホイップ」(税込540円)もあり、さらにそれぞれ100円プラスで1.5倍量の「たっぷりサイズ」に変更することも可能です。
見た目は何の変哲もないブレンドコーヒーに見えます。
しかし、スプーンでカップの底をすくってみると、コーヒーの中から大量のアズキが出現。小倉あんのトロッとした液体部分はコーヒーに溶けてしまったようで、固形の豆がカップの底に沈殿している状態です。
おそるおそる飲んでみると、あんこの甘さとコーヒーの苦味が意外にもマッチしていて、違和感なくすんなりと飲めるドリンクに仕上がっていることに驚き。あんこの液体部分がコーヒーに溶け込んでいるため、普通のブレンドコーヒーよりも舌触りがドロッとしているので、まさに「デザートコーヒー」という呼び方がピッタリです。
ミルクを入れてみると、コーヒーの苦味・あんこの甘み・ミルクのコクが絶妙なバランスで混ざり合い、先ほどとはまた異なる味が楽しめます。ただし、最初からあんこがコーヒーの中に入った状態で提供されるので、「普段はコーヒーに砂糖をあまり入れずに飲む」という人であれば甘さが強いと感じるかも。
続いて、冬季の新作ケーキ4種類も到着。価格はそれぞれ税込410円です。
「西尾の濃い抹茶」は、スポンジとクリームに愛知県西尾産の抹茶を使用し、さらに抹茶の生チョコをはさんだという、抹茶づくしのケーキ。
表面の抹茶クリームは何重にも重なっていて、モンブランのような見た目。
抹茶色のスポンジとスポンジの間に、薄くスライスした生チョコをサンドしてあります。
食べてみると、砂糖やクリームの甘さが全体を包み込んでおり、抹茶の苦味は控えめなので誰でも食べやすいケーキに仕上がっています。スポンジはカステラのようなふかふか食感で、生チョコの存在感は薄めでした。
「青森キャラップル」は、キャラメルソースを混ぜ込んだムースとスポンジを合わせて、青森産のりんごをトッピングしたもの。
大きめにカットしたりんごがケーキの表面にゴロゴロのっています。
一口食べてみるとキャラメルの風味よりもりんごの甘さや酸味が勝っていて、後味にほんのりキャラメルの苦味が感じられます。ムースはふわふわとした食感で、口当たりが軽く、1ピースぺろっと食べ切れるケーキでした。
「雪白」はスポンジ部分とレア部分の両方にチーズを使用したという、ダブルチーズケーキ。
表面には粉砂糖が振りかけてあります。
先の2品に比べると甘さは控えめで、レアチーズケーキ部分からレモンの爽やかな酸味が感じられます。スポンジ部分が厚めなので、チーズの風味がくどすぎることなく、ちょうどいいバランスでした。
4品目は、チョコレートブラウニー、ミルクチョコレートガナッシュ、ビターガナッシュの3層構造の「トリプルショコラ」。
横から見てみると、3種類の異なるチョコレート生地が美しい層を作り上げています。
食べてみるとチョコレート生地が口の中で混ざり合い、まるで生チョコのような濃厚な甘さ。全体的に食感はやわらかめですが、ブラウニーに混ぜてあるチョコクッキーがサクサクしていて全体のアクセントになっています。カカオの苦味はほとんど感じられず、とにかく甘さが強烈なので、「コテコテの甘いものが食べたい!」という気分の時にオススメです。
なお、小豆小町の販売終了時期は未定で、4種のケーキは2016年3月上旬までの期間限定販売となっています。