“サケ”食べ尻から油止まらず、レストランが有害深海魚を偽装して提供か。
中国のあるレストランが、深海魚を“サケ”と偽装して提供していたことが発覚し、話題を呼んでいる。「深海魚を“サケ”と偽装」と字面だけ見れば平々凡々なニュースのひとつ、中国の日常の一コマに過ぎないが、この偽装された魚を食べた客は尻から油が漏れ続け、散々な目にあったというから大変だ。
中国メディア新浪新聞などによると、この一件は浙江省温州市永嘉県のとあるレストランでのこと。陳さんは11月1日、「“サケ”が美味しい」と評判のレストランに7人で訪問。合計2.45kgの“サケ”を鍋料理にして全員で平らげた。
味は評判通りで、陳さんは満足して帰宅したそうだが、翌日、想像もしていなかった悲劇に見舞われることになる。朝目覚めるとお腹の張りがひどく、その後、堪えられずにベッドでおならをしたところ、お尻から油が漏れ出てきたのだ。油の量は多く、ズボンやベッドは濃いオレンジ色の油でベタベタに……。その翌日も油は漏れ出て、陳さんは仕事どころではない状態がしばらく続いたという。
陳さんはその二日間、これといって特別な物を食べてはおらず、記憶を辿って「原因はサケに違いない」と判断。ネットで調べたところ、バラムツという安い深海魚を“サケ”や“タラ”に偽装して販売している店があるとの報告がいくつか見つかった。
バラムツは中国語で“油魚”と表記され、人が消化できない脂を多分に含んでいることで知られている。そのため、バラムツを大量摂取すると脂が消化されないまま、お尻から漏れ出てくるのだ。
散々な目にあわされた陳さんはレストランを再度訪問し、オーナーを問い詰めたが、「この魚は正真正銘のサケですよ。東北から仕入れたんです。ウスリー川(ロシア沿海地方・ハバロフスク地方と中国東北部吉林省・黒竜江省の国境をなす川)でしか獲れないんですよ」と偽装を否定。オーナーは続けて「東北にはバラムツはいません。私も見たことがないです」と話し、陳さんのお腹の調子が悪くなった理由は「魚の食べ過ぎじゃないですか。あまり野菜を食べなかったんでしょう」と述べたという。
こうなると、実際に魚を確認してみるほかないが、レストランの冷凍庫に保存されていた魚はすべて頭と尾が切り取られており、何の魚なのかも見分けがつかない。「仕入れ明細を確認させて欲しい」と願い出たところ、これも「もうありません」と拒否され、「私どもの店は全国チェーンであるため、食材は同じなんです。私どもの店に明細は来ないんですよ」とはぐらかされてしまったそうだ。
それでも諦めない陳さんはさらに調べ続け、ついに同レストランチェーンではかつてバラムツをサケとして提供していた事実を突き止める。結果、政府関連部門が正式に介入する運びとなり、真相究明に向けて現在調査が行われているとのことだ。
中国メディア新浪新聞などによると、この一件は浙江省温州市永嘉県のとあるレストランでのこと。陳さんは11月1日、「“サケ”が美味しい」と評判のレストランに7人で訪問。合計2.45kgの“サケ”を鍋料理にして全員で平らげた。
陳さんはその二日間、これといって特別な物を食べてはおらず、記憶を辿って「原因はサケに違いない」と判断。ネットで調べたところ、バラムツという安い深海魚を“サケ”や“タラ”に偽装して販売している店があるとの報告がいくつか見つかった。
バラムツは中国語で“油魚”と表記され、人が消化できない脂を多分に含んでいることで知られている。そのため、バラムツを大量摂取すると脂が消化されないまま、お尻から漏れ出てくるのだ。
散々な目にあわされた陳さんはレストランを再度訪問し、オーナーを問い詰めたが、「この魚は正真正銘のサケですよ。東北から仕入れたんです。ウスリー川(ロシア沿海地方・ハバロフスク地方と中国東北部吉林省・黒竜江省の国境をなす川)でしか獲れないんですよ」と偽装を否定。オーナーは続けて「東北にはバラムツはいません。私も見たことがないです」と話し、陳さんのお腹の調子が悪くなった理由は「魚の食べ過ぎじゃないですか。あまり野菜を食べなかったんでしょう」と述べたという。
こうなると、実際に魚を確認してみるほかないが、レストランの冷凍庫に保存されていた魚はすべて頭と尾が切り取られており、何の魚なのかも見分けがつかない。「仕入れ明細を確認させて欲しい」と願い出たところ、これも「もうありません」と拒否され、「私どもの店は全国チェーンであるため、食材は同じなんです。私どもの店に明細は来ないんですよ」とはぐらかされてしまったそうだ。
それでも諦めない陳さんはさらに調べ続け、ついに同レストランチェーンではかつてバラムツをサケとして提供していた事実を突き止める。結果、政府関連部門が正式に介入する運びとなり、真相究明に向けて現在調査が行われているとのことだ。