ここまで5セーブを挙げている楽天の松井裕樹©BASEBALLKING

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 今季、多くの球団で抑えが変更された。特にセ・リーグでは阪神、ヤクルトを除いた4球団で顔ぶれが変わっている。

 新守護神の中で安定した成績を残しているのが、高卒2年目の松井裕樹(楽天)。ここまでリーグ2位の5セーブをマークし、防御率は0.00。4月10日のオリックス戦(コボスタ宮城)では、3点リードの8回二死満塁からマウンドに上がり、代打の竹原直隆を外角の変化球で空振り三振。今季初めてイニングを跨いだ9回は、2つの四球を与えたが、後続を打ち取りセーブを挙げた。

 また、松井は3月31日の西武戦で浴びた2安打を最後に、6試合安打を許していない。守護神候補だったミコライオの故障で巡ってきたチャンスに応えているといえるだろう。

 山崎康晃(DeNA)は、ルーキーながら抑えを任されている。3月31日の広島戦(横浜)でプロ初セーブをマーク。セーブが付かない6点リードの9回に登板した1日の広島戦では3失点したものの、その後は無失点に抑えている。昨季はソーサ、三上朋也など固定することができなかったポジション。ここまでは、その役割を果たしているといえそうだ。

 一方で、ヒース(広島)は開幕から調子が上がらない。4セーブを挙げているが、きっちりと3人で終えた試合がない。数字以上に打たれている印象が強く、1点リードで登板した8日の巨人戦では3本の安打で満塁のピンチを作るなど、無失点に抑えたがかなりヒヤヒヤした投球内容だった。不安定な投球が続いていることもあり、18日の中日戦からヒースは中継ぎへと配置転換し、中崎翔太が抑えに回っている。

 広島では早くも抑えを変更したが、その他の新守護神たちは1年間守りぬくことができるだろうか。

【今季から抑えに転向した投手たちの成績】

松井裕樹(楽天)

8試 0勝0敗5S 防0.00

沢村拓一(巨人)

9試 2勝1敗4S 防1.50

ヒース(広島)

9試 0勝2敗4S 防1.93

福谷浩司(中日)

10試 2勝0敗4S 防1.74

山崎康晃(DeNA)

8試 0勝0敗4S 防3.24

※記録は4月19日終了時点