日本が抱える国際問題でフォーカスされるものの多くは、第二次世界大戦以前や戦中に起因しています。そして、ここ近年、日中・日韓関係のこじれの火種ともなっている従軍慰安婦問題や南京事件の論争について日本の政治家が言及し、それが“失言”として批判されることもしばしばあります。日本は第二次世界大戦で連合国側に敗北した「敗戦国」。だからこそ注視すべきなのが、「日本人たちの根底に流れている歴史観」です。イ