球場が騒然となった。2024年9月15日の広島―DeNA戦(マツダ)。広島が8点リードの7回に秋山翔吾が打席に入ると、伊勢大夢の直球が右膝付近に当たった。すると、秋山が三塁側のDeNAベンチに鋭い視線を送り、両軍ベンチたちから選手が出てきた。最も激昂していたのは新井貴浩監督だった。怒りをあらわにした表情を浮かべると、DeNAのウィックと言い争いに。審判団が静止に入ったが、「出てこい!」と激高した。一触即発の状況で収ま