京浜急行電鉄の「2100形」は1998年にデビューした2ドア・クロスシート車両だ(記者撮影)有料特急のような片側2ドア車で座席が進行方向を向いたクロスシート――。京浜急行電鉄のフラッグシップ車両「2100形」は、大手私鉄のなかでも独自路線をいく。窓を背にしたロングシートが一般的な通勤車両に比べ混雑時の乗り降りに時間がかかる、窓側に座ると通路に出るのに隣の乗客に気を使う、などと短距離の利用には不向きかもしれない。