「とんでもないバーサンが演りたい」【写真】女として惚れた母に、抱き寄せられる浜野監督女優・吉行和子さんのそんなひと言で、映画監督の浜野佐知は奮起した。国内外の小説を読みあさり、これだと直感したのが木村紅美さんの小説『雪子さんの足音』だった。作品を読んだ吉行さんは、浜野のオファーを快諾したと話す。「高齢の女性の役って、孫の世話をするいいおばあちゃんか嫁いびりするいやな姑か、そんなのが多いでしょう