大阪市のフランス料理店で働いていた男性調理師(当時33歳)が急性心筋炎で亡くなったのは、過重労働が原因だとして、男性の妻が労働災害と認めるよう求めた訴訟の判決で、大阪地裁は5月15日、遺族補償年金などを不支給とした国の処分を取り消した。男性は発症前1年間、平均して1カ月あたり約250時間もの時間外労働をしており、判決は「免疫力に著しい異常が生じていた」と発症と業務との因果関係を認めた。「こんな酷い勤務で倒れ