那覇の札つきの不良から渋谷の夜の顔役に上りつめた男は、故郷・与那国島の海底で古代人の巨大な遺構を発見する。日本最西端、絶海の孤島を世界的に有名にした男の波瀾万丈の半生、残したい未来とは。この記事のすべての写真を見る◇◇◇水深25メートル。海流の流れに身を任せて、ゆっくりとフィンを動かしていた新嵩(あらたけ)喜八郎(70)の目の前に切り立った階段状の岩山が現れた時、喜八郎は驚きの