鹿児島実を全国区の名門に育て上げた久保 克之さんが2002年夏に監督を勇退し、今年で15年になる。勇退後は総監督、現在は名誉監督として母校のグラウンドに足を運びつつ、大会があるときはNHK鹿児島放送局の解説者として球場で球児たちを見守る。35年間の監督生活で夏12回、春7回の甲子園に導いた。1974年夏には準々決勝で東海大相模(神奈川)を延長15回で破って4強入りしたのを皮切りに、96年春には鹿児島勢初の選抜優勝に輝