ケニア政府は、北東部にあるダダーブ難民キャンプ群を3ヵ月以内に閉鎖し、滞在者に帰国を迫ろうとしている。同キャンプ群は、約35万人が暮らす世界最大の難民キャンプで、20年余りの間、紛争状態の祖国を逃れたソマリア人の住まいとなってきた。国境なき医師団(MSF)は、帰国の強要は多くの人の命にかかわる深刻な影響を生みかねないと警鐘を鳴らしている。ソマリアでは安全も医療も保障されていないケニアでのMSF活動責任者