イチロー選手を14年間も追い続け、＜デイリースポーツ＞などに寄稿している小林信行記者について、アメリカの＜USAトウディ＞紙の電子版が紹介している。

2001年のメジャー初年度からイチロー選手を追い続けている小林氏は、「いいかげん飽きないのか？」という記者の質問にも「イチローはおもしろいよ。彼にはユーモアのセンスがあるし、とても深い思考の持ち主だ」と語る。

スタジアムでのイチロー選手とファンの交流などもコンパクトカメラで撮影したりと、その一挙手一投足を追い続けている小林氏は、「いつもとさほど変わらないけれど、それでもイチロー選手に試合後に質問するのは緊張する。居心地が悪いわけではないけれど彼はプロで、私たちに対しても専門家として接してくるから、常に綱渡りのような気分なんです」と、取材やイチロー選手との接し方などについても語っている。

＜USAトゥデイ＞は小林記者が映画業界出身で、シカゴの日系メディア、フリーランスの記者として、90年代後半に米国に移住して活動を開始したことなど、経歴にも詳細に触れている。選手が主役のスポーツの世界だけに、メディア側の活動や経歴にスポットライトを当てた記事は極めて異色といえるだろう。

参照：http://ftw.usatoday.com/2015/03/ichiro-suzuki-media-japan-miami-marlins-mlb