鉛筆だけど、蛍光ラインマーカーに!

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仕事柄、ペンを頻ぱんに使うのですが、思うことが一つあります。インクってすぐになくなりません? 数カ月で1本使い切ってしまうのは当たり前。子どもの頃は、こんなんじゃなかったと思うんだけどなぁ。……あぁ、そうか。昔はペンじゃなくて、鉛筆を使ってたんだっけ。

そう考えると、この鉛筆の商品化はありがたいかも。クツワ株式会社が11月より発売している『鉛筆の蛍光マーカー』(税別220円)を使うと、蛍光色の線が書けます。でも、ペンじゃありません。鉛筆です。言わば“蛍光色の鉛筆”とでも言いましょうか。
「鉛筆でもラインマーカーとして使えるのではないかと思い、開発いたしました」(同社・担当者)

へぇ〜、そりゃ斬新! 一度使ってみたい。……というわけで、実際に取り寄せました。
カラーは「ピンク」「イエロー」「オレンジ」「グリーン」の全4色。これらを手に取ると、紛れもなく鉛筆を手に収めた時のあの感触が。じゃあ、書きます! ……おわっ、鮮やか。ただピンクやイエローなだけじゃなく、ちゃんと蛍光色です。それでいて、インクでなぞった線ではなく、鉛筆で引いた線そのものだし。
もちろん、マーキングも可能です。ほら、参考書の大事な箇所を蛍光ペンでなぞって印にしてたじゃないですか? 鉛筆とはいえ、『鉛筆の蛍光マーカー』でもそれは可能。元から印刷された文章を塗りつぶすことなく、ちゃんと蛍光カラーでなぞってくれます。

でも、これって蛍光ペンをそのまま鉛筆にしただけなの……? いやいや、違います。“蛍光ペン”から“蛍光鉛筆”に替えると、こんなメリットが生まれるんです。
「紙の裏移りや突然のインク切れがなく、安心です。鉛筆の書き心地が好きな人にもオススメです」(担当者)
インク切れがないのは、当然ですよね? 書き心地が悪くなれば、削れば良いだけだし。削れば、書き心地が生まれ変わります。ここが、ミソなんです! 削り具合によって、線の太さを調整できるじゃないですか。それは、この鉛筆でも可能。太めの蛍光線を引きたい時、極細の蛍光線を引きたい時、どちらの時でも対応可です。なるほど、鉛筆ならではのメリットですな。「鉛筆削りなんて持ってないよ」という方に対応したのか、付属のキャップが鉛筆削りも兼ねているので、その辺りも抜かりはありませんね。

「『色鮮やかで奇麗』、『色塗りもできて楽しい』といった反響が、今までに寄せられています」(担当者)
これ、予想以上に新感覚です。それでいて、懐かしさも覚える“蛍光鉛筆”。使い心地も悪くないですね。
(寺西ジャジューカ)