自分で作る「抹茶ビール」。

写真拡大 (全2枚)

世にあふれる“抹茶味”。大好きです。抹茶アイスはもはやスタンダードだし、キットカットとかカントリーマアムにまで抹茶味が出てるし。全部試しましたが、全部おいしかったですね。

でも、これは試してなかった。皆さん、ご存じでしょうか? 近ごろ、“抹茶ビール”なんてものがはやっているらしいですよ!
きっかけは、“日本茶を「入れる」「食す」”をコンセプトに都内にて新開業したレストラン。同店が抹茶ビールを提供し始めたところ、青汁のごとき真緑の強烈なルックスが大反響となり、ツイッターのトレンドワードにあがるなど注目度は急上昇!

でもコレ、せっかくなら自宅でゴクッと行きたいよねぇ。……大丈夫です。実は、自分で作れます。「わ・る・な・らハイサワー♪」でおなじみの、博水社が11月19日より発売しているのは、その名も『抹茶ビールキット』(税込1,080円〜)!

実は同社、2006年より濃縮タイプの抹茶原液『わるなら抹茶』を居酒屋向けに展開していました。焼酎にちょい足しするだけで「抹茶ハイ」が出来上がるこの抹茶原液は、静岡産を主に使用した国産抹茶で作られているとのこと。
「通常、抹茶の粉は水に溶けにくいものですが、『わるなら抹茶』は冷たい飲み物でも“だま”にならず、さっと溶けるよう独自開発しています」(同社・田中社長)
「泡が緑で面白い」、「抹茶は値段が高いし溶けにくいから、便利!」等の反響が寄せられているこの『わるなら抹茶』。よく考えたら、家庭でも簡単に「抹茶ハイ」が作れるし、牛乳に入れれば「抹茶ミルク」が、バニラアイスと混ぜれば「抹茶ジェラート」まで出来上がるスグレものです。そして、もちろん「抹茶ビール」も! って事は『抹茶ビールキット』が商品化されるのは、自然な成り行きですよねえ?
……なんて事を書いてるだけで、ガマンできなくなってきた。私も実際に『抹茶ビールキット』、取り寄せました!

はい、届きました。封を開けると『わるなら抹茶』だけでなく、オリジナルグラスも同封されています。作り方は、簡単。オリジナルグラスに記された目印(星印)まで『わるなら抹茶』を入れてあげ、そこにビールを注ぐだけ(抹茶の量を調整し、濃さを変えて飲むのもアリ)。「抹茶をぬるま湯に溶かして冷やす」等の面倒な作業は一切いりません。
でも、確認させてください。『わるなら抹茶』は、“本物の抹茶”です。だからこそ、きめの細かい粉末がビールとよく混ざるようビールを静かに注ぐことがポイントなんです。そしてビールの泡を壊さないよう、マドラーでゆっくりと数回かき混ぜたら「抹茶ビール」の完成!

じゃ、いただきます。……おわっ、ほのかに鼻にかかる抹茶の香り。喉越しも、紛れもなく抹茶! ただ、誤解しないでください。「抹茶アイス」とか「抹茶チョコ」系の、その手の甘みはありません。やはり“本物の抹茶”、大味な甘みではありませんでした。抹茶らしい奥行きのある甘みというか。
「ほとんどのペットボトル入りお茶飲料は、茶葉そのものをすりつぶした抹茶ではありません。普通に自宅で入れるお湯で出したお茶をペットや缶の容器に詰めたものです。極々少量の抹茶を入れた商品もありますが、ここまでずっしりと抹茶が入った、しかも濃縮タイプ飲料は日本中にございません」(田中社長)
いやぁ〜、本物志向の大人を大満足させる「抹茶ビール」じゃないですか! お見逸れしました。

率直な感想としては、通常のビールとは全く別物として考えた方が良いかしら? ビール特有の爽快感でスタートダッシュをかける感じではなく、じっくりまったり飲みたいドリンクです。
「初めはビールを二杯ほど飲み、三杯目に抹茶ビールで口を変える……という順番で楽しんでいる方が多いみたいです。また『抹茶はヘルシー』というイメージを持つ方が多いからか、特に女性からは『カクテル感覚で飲めそう!』というご意見を伺います」(田中社長)
なるほど。「とりあえずビール!」はよく聞くけど、「三杯目は抹茶ビール!」とは言い得て妙。確かに、その辺りがベストタイミングかもしれないですな。

「実は当社オンラインショップでは、『わるなら抹茶』を販売休止していたのですが、『抹茶ビール』の人気を受け、この機会に一般の方にも手に取っていただきたくグラスとセットにして販売を再開した次第です。深〜い緑のビールの泡で、飲んだ後の緑のヒゲだけに注意してくださいね」(田中社長)
牛乳に入れればさらりと溶けて「抹茶ラテ」になるし、コンビニのプリンにかければ「高級抹茶プリン」に早変わりする『わるなら抹茶』。でもまずは、オリジナルグラスを活用しての「抹茶ビール」をお試しいただきたいですよ。激推しです!
(寺西ジャジューカ)