新商品の薄皮レアチーズクリームパン。激ウマです。

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先日、関西限定販売の山崎製パン「メロンパンの皮〜焼いちゃいました〜」がネット上で話題となり、数量限定で全国販売となった。
また、ランチパックでは、期間限定や地域限定商品がよく話題になる。
でも、ファミリー向け定番商品の「薄皮ミニパン」シリーズにも、期間や地域限定商品があることをご存知だろうか。

薄皮ミニパンシリーズとは、プラ製トレーに小さなあんぱんやクリームパンが並ぶ、昔からおなじみ「ミニパン」の発展系。
薄皮仕立てのしっとりした生地に、たっぷり中身が詰まって、小さいながらも手にしたときの重量感はなかなかのものだ。

山崎製パンHPで見ると、常時販売されているのは、つぶあんぱん、白あんぱん、チョコ、クリーム、ピーナッツの5種だが、少し前には「沖縄黒糖入りスイートポテトクリームパン」が、現在は「薄皮レアチーズクリームパン」があり、どちらもかなり美味しかった。
調べてみると、現在は他に「薄皮濃厚ミルククリームパン」があるし、これまでには「薄皮よもぎあんぱん」「薄皮ミルキークリームパン」「薄皮練乳ミルクパン」「薄皮宇治抹茶あんぱん」「薄皮コーヒークリームパン」など様々なものが作られているようだ。

いったいどれだけのバリエーションがあるのか。山崎製パン広報担当者に聞くと……。
「『薄皮ミニパン』に限らず、弊社の多くの商品は、以前から全国各地域にある20箇所の工場で開発し、それぞれの地域ごとに展開しております。ネーミングや表示等の申請・管理は本社で行っておりますが、これまでに発売したすべての商品をすぐには把握できません。1年間に新商品だけでも3000種以上を数えます」
ミニパンだけでも今年発売された新商品は約30種! 早いものは3〜4カ月サイクルで販売が終了するそう。ちなみに、昨年からは「薄皮卵パン」「薄皮ツナポテトパン」など、惣菜系も出していると言う。

そもそも昔からおなじみのミニパンに「薄皮」シリーズができたのは、いつからなのか。
「『薄皮ミニパン』が開発されたのは、2001年。当時、和菓子の薄皮タイプの饅頭が人気だったことで、薄い皮の中にぎっしりあんが詰まったものをパンでも作れないかということがきっかけでした」
発売時は、薄皮つぶあんぱん1種だったが、ヒットにより、1〜2年の間に先述の5種が定番になったそう。いずれもミニパンですでに展開されていた定番の味である。

ちなみに、このシリーズ、味だけでなく、大きさと個数がまた絶妙だ。
「ミニパンでは4個入り、7個入りもありましたが、薄皮ミニパンは基本5個入りとしています。『手軽に食べきれるサイズ感』と、『家族でも一緒に食べられる個数』として、発売当初から変わっておりません」

唯一残念なのは、定番商品以外安定的に入手できないこと。実際、「レアチーズクリーム」も初めて食べて衝撃を受けて以来、1度もお目にかからない。なんとか入手する方法は?
「入手方法は、お問い合わせいただければ、お探しの地域で納品をさせていただいている販売店をご案内させていただきます」

定番商品に見えて、期間や地域によってしか出会えないレア商品もある薄皮ミニパンシリーズ。他の地域のスーパーに行くたび、ついチェックしてしまうのです。
(田幸和歌子)