怒涛の6連続バーディで2位に浮上した稲森佑貴(撮影:ALBA)

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<ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント 最終日◇3日◇グランディ那須白河GC(6,961ヤード・パー72)>
 国内男子ツアーの新規トーナメント「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の最終日。トータル8アンダーの19位タイからスタートした稲森佑貴は6連続を含む7バーディ・1ボギーの“66”でラウンド。2位タイに浮上し今大会を終えた。
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 この日、アウトからスタートした稲森は、立ち上がりの2番でバーディを奪うと、そこから常にピン側1.5メートルから2メートルにつけたという好調のショットを武器に、あれよあれよという間に6連続バーディ。一気に6つスコアを伸ばして前半を折り返した。
 しかしバックナインに入り、出だし10番ホール。セカンドショットがキャリーでグリーンをオーバーし、ギャラリーのいる方へ。「グリーンに乗せるのも不可能だった」とレイアップして何とかボギーに。それでも本人としては「ガッツボギーだった」と良いほうに捉えた。
 そこからは15番で取り戻した。最終18番では6メートルのバーディパットを外し「久々の上りのラインだったので打てなかった。やり直せるなら、やり直したい」と悔やまれるショットとなったが、トータル14アンダーとスコアを6つ伸ばしてフィニッシュした。
 今季国内男子ツアー初出場の稲森。今週は「シード選手ばかり出ているので、盗めるものはどんどん盗んでいこうと思った」という貪欲な気持ちで臨んだ。様々な選手の技を間近で見て、結果2位タイでフィニッシュ、いろいろな意味で「結構自信になりました」と語った。
 現在はチャレンジツアーでの優勝を目指している稲森。今後は日本オープンの予選に出た後、房総チャレンジに出場予定。「現在の目標はシード獲得ですが、将来的には国内メジャーに勝ちたい。そして今19歳なので25歳までに優勝したい」と目標も多く貪欲な稲森。東北の地で様々なものを身に付け、会場を後にした。
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