竹谷佳孝、7バーディの猛チャージで首位に急浮上!(撮影:福田文平)

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<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2日目◇20日◇宍戸ヒルズカントリークラブ・西コース>
 茨城県にある宍戸ヒルズカントリークラブで開催中の国内男子メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」2日目。13位タイからスタートした竹谷佳孝が7バーディを奪う猛チャージでトータル10アンダーと首位タイに立った。
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 「ここでバーディを獲れたから今日の流れができました。宍戸で一番苦手意識があったので」とスタートの1番で下りのワンピンのバーディパットを決めると、前半で5つバーディを奪って折り返し。「パッティングができすぎでした」と前半9ホールで10パットと同組の小山内護も驚きのパット数で回ったフロントナインとなった。
 後半も好調のパッティングは継続。6メートルや8メートルぐらいのパーパットを次々に決め、さらに14番では14メートルのスネークラインで「合わせにいった」というバーディパットを沈め、後半ではバーディ2つと前半よりは減ったものの、ノーボギーで完走。トータル7バーディ・ノーボギーの“65”で一気に首位タイに躍り出た。
 「今日はリズム良く回れた」と竹谷。帯同キャディではなくハウスキャディとのラウンドだったのだが、「別にお願いしたわけではないのだけど」たまたま去年と同じ人がついたことが良いリズムを後押し「ラインの読みが大体同じで、間も似たような感じでいいリズムに導いてくれました」。
 そのキャディは「いつもよりもグリーンが若干早かったこと以外はたわいもない話が多かったです。昨日何食べた?とか(笑)。間が合ったとかは分からないです」と笑ったが、竹谷をリラックスした状態に導くのに大きく貢献したようだ。
 また、リズムと同じく今日の竹谷を支えたのがパッティング。本人曰く「(グリーンに乗ったら)入って、乗らなきゃ拾えて」と様々だったが、そのパッティングは昔から悩んだことがほとんどないという。「入った入らないの結果では悩んだこともありましたが、打ち方とかでは悩んだこと無いですね」。
 その竹谷のパッティング観は至ってシンプル「グリーンの状態よりも自分のスタイルを大事に。あとはラインに乗せるだけ」。周りからタッチが強いと言われることが多いが本人は無意識だといい、「タッチの強さは立ったときの感覚です。あんまり強めに打とうとは思ったこと無いですね」。
 明日以降に向けては「ここまでいいゴルフができているので、スタートが遅い組はいい経験になると思うし明日からも自分らしくやれたら」と気負いはない。この大会は2011年のJ・B・パクから3年連続でツアー初優勝者が栄冠に輝いている。得意のパッティングで4人目に名前を刻むことができるか。
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