『THE MANZAI 2014』への不参加を表明した、ウーマンラッシュアワー・村本大輔

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今年も『THE MANZAI 2014』の開催が発表された。昨年王者のウーマンラッシュアワー村本大輔は、早々に自身のツイッターで同大会への不参加を表明した。これに対して、同期の南海キャンディーズ山里亮太も漫才の厳しさを語った。

12日に『THE MANZAI 2014』の開催が発表されると、前回の覇者であるウーマンラッシュアワー村本大輔は、今年は参加しないことを表明した。村本は『村本大輔ウーマンラッシュアワー)(WRHMURAMOTO) ツイッター』で、「落ちるに決まってるだろ、あんなもんみんなひとつのネタに一年以上かけてかけて作る作品なんだよ」と生半可な気持ちでのテレビと漫才の両立は不可能との理由を明かした。

13日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)にて、村本の同期である南海キャンディーズ山里亮太も村本に同調する。前回のウーマンラッシュアワーは、ほとんどテレビに出る機会がなく、ただひたすら1年間を漫才に時間を費やしていた。そのくらい時間をかけないと優勝できないと、厳しい漫才の世界を説明した。

山里自身も2004年に『THE MANZAI』の前身である『M-1グランプリ』に出場し、決勝まで残っている。その際に1つのネタだけでノート4冊を使ったそうだ。1年間舞台で大会用の漫才をしつつも、客の反応を見ながら書きかえ、時にはゼロから書き直すなどして笑いの精度を上げていく。「漫才には時間と熱量が必要」と語る山里は、「(参加するのは)怖いよ」とウーマン同様に南海キャンディーズ自身も参加しないことを明かした。

THE MANZAI』は芸歴無制限となっており、プロの芸人ならば誰でもエントリーできる。しかし山里の理論から言えば、テレビに出演しているような芸人が優勝するのは厳しいのが現状のようである。テレビでおなじみの芸人たちの漫才を見てみたいが、実際には若手芸人の登竜門であり続けることになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)