アンソニー・ホプキンス(左)ブライアン・クランストン(右)

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シリーズフィナーレで過去最高の視聴率を記録し、有終の美を飾った『ブレイキング・バッド』。同作で主人公ウォルターを演じたブライアン・クランストンのもとに、イギリス出身の名優、アンソニー・ホプキンスから番組を称賛する手紙が送られていたことがわかった。

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これは、クランストンと同じエージェンシーに所属するホプキンスが、事務所を通じて入手したクランストンのメールアドレスに送ったもの。スティーヴン・マイケル・ケサダ(DEA捜査官ゴメス役)がFacebookに投稿して、この手紙の存在が明らかになったが、当初、これはホプキンスのなりすましによるものではないかとの疑われ、削除されていた。しかし、このたび、ホプキンス本人が送ったものだということ米The Hollywood Reporterが確認した。

手紙によると、ホプキンスが『ブレイキング・バッド』を観たのはごく最近だという。Amazonからファイナルシーズンをダウンロードし、全シリーズを2週間かけて「中毒症にかかったように」鑑賞したホプキンスは、「こんな番組は今まで観たことがありません。素晴らしい!」と大絶賛。ウォルターを演じたクランストンについては「私の知りうる限り、最高の演技でした」と手放しの褒めようだ。さらに「胸が悪くなるような嘘っぱちと大ぼらばかりの作品が多いなかで、最近は何事にも信念を見いだせなくなっていた私でしたが、貴方の作品には目を見張りました――実に衝撃的でした」とホプキンス。「物語はブラック・コメディから始まり、やがて暴力、破壊と地獄の迷宮へと向かっていく。あたかもシェイクスピア晩年の悲劇や、ギリシャ悲劇のようです」と『ブレイキング・バッド』をシェイクスピア・ドラマになぞらえ、最大級の賛辞を並べた。そして最後に「製作チームの全員がむき出しのパワーを見せたことは特筆すべきこと」と関係者すべてに惜しみない称賛を送り、手紙を締めくくっている。

名優アンソニー・ホプキンスは、長年の功績によってナイトの称号を授けられたカリスマ的存在。そんな彼からの温かい手紙に、クランストンや関係者たちもさぞ報われた思いだろう。(海外ドラマNAVI)

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