今朝のシアトル・マリナーズ＝SEAvsシカゴ・ホワイトソックス＝CWS戦。岩隈はレベルの高い投球を見せたが、2本塁打で勝ち星がつかなかった。
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変なユニフォームのCWS。立ち上がり、岩隈はスプリッターを多投する。前回登板ではシンカー中心だった。しかしあまり落ちないこの球をアレクセイ・ラミレスが二塁打。リオスは打ち取ったものの、アダム・ダンが同じ球を引っ張って右翼席へ。見切られている感があった。



しかし、ここから岩隈は、何事もなかったかのように16人の打者を連続で打ち取るのだ。
シンカーも投げ始めた。またスライダーと遅いカーブ。ボールが少ないので打者は追い込まれて変化球に手を出す。

ゴロと内野フライが多い。まさに「岩隈に打たされた」リザルトが続いた。この安定感。
常に微妙にタイミングを狂わせる投球フォームと、微妙な位置に決まる変化球がさえ渡った。

SEAは新加入のモースが1回に2ラン。すでに5本塁打と言う馬鹿当たり。6回にはこれも新加入のモラエスの一発が出た。

今日の岩隈なら、これで十分かと思えたが、7回立ち上がり、リオスに一発を喰らう。WBC以来、日本人には嫌な打者になった。

これで同点。

しかし岩隈は以後も淡々とアウトを積み重ね、8回を投げ切る。何と89球。名人芸のようだった。

SEAは岩隈のあとを小刻みな継投でつないだが、延長10回、ローがビシエドにサヨナラ本塁打を打たれて敗戦。

すべての得点が本塁打と言うシンプルな試合。

勝ち星はつかなかったが、首脳陣の岩隈への信頼感は増したことだろう。