台湾人女性のchloe1017(ハンドルネーム)さんは、台湾台中市に日本人パティシエによるお菓子屋さんが開業したことに大喜び。日本式のバームクーヘンを食べて感動したエピソードをブログに綴った。

 甘いものを好むのはどの国の女性でも同じだが、台湾では日本のお菓子やスイーツの人気が高い。日本を訪れた台湾人観光客がコンビニなどで大量のお菓子を購入し、台湾へ持ち帰ることなども多い。

 しかし、台湾では和菓子や日本の生菓子は賞味期限や検疫などの理由で、食べたくても簡単には手に入らない「貴重な品」でもあるのだ。筆者も日本式のバームクーヘンが大好きだったらしく、前述のとおりなかなか食べることができない環境にあったというが、ついに筆者が住む台中市に日本人パティシエが作るバームクーヘンのお店が開店したという。

 お店がオープンするとすぐに試食に行った筆者は、その日本式かつオリジナリティあふれる味に心から満足したようだ。すでに常連になっていたのだろうか、ある日、お店から試食会に招かれたらしい。「すごくうれしい」と大喜びする筆者だが、その店が好きな理由はバームクーヘンがおいしいだけでなく、店長も店員もみなが優しくて親切だかららしい。

 筆者によれば、店に入るとまず1杯の熱い玄米茶を提供してくれるそうだ。店で提供されるお茶はすべて日本で仕入れたものらしく、店内にある小物もすべて和風。きれいな塗りの箸(はし)、かわいい七福神の人形など、すべてに店側の心遣いを感じられるそうだ。

 肝心のバームクーヘンの味だが、筆者によれば「とても優しい味」だそうで、「決して甘すぎず、誰でも納得してしまう味」らしい。筆者はその味にパティシエの実力と細やかさが隠れていると感じたらしく、日本人のケーキ作りのレベルとその精神に感服した様子が伝わってきた。(編集担当:畠山栄)