・ やっぱり全体的に音楽が低調だったのかな??的な部分。

これは3つ目の気づきにつながるのですが、

●その3:知ってる曲がすくねえ!
なお、私1980年生まれで一応当時生きてるはずなんですけどね。
上位2曲は知ってる(小学校でよく流れてた)、乾杯はもう言わずと知れた名曲、工藤静香はまぁサビぐらいは聞いた事ある。他はどんな曲なのか全く判りません!判りませんよ!

つまりですよ、後世に伝わる名曲=売れた曲なんかじゃないってことなんじゃないですか!(ドンドン!)

しかし、こう言ってはみたものの、じゃあランク11位以下でどれだけ知ってる曲があるかというと・・・

サザンオールスターズ「みんなのうた」、長渕剛「とんぼ」、田原俊彦「抱きしめてTONIGHT」、渡辺美里「恋したっていいじゃない」、TM NETWORK「BEYOND THE TIME」「SEVEN DAYS WAR」とかそんくらいですよ。
いやね、僕が知らないだけかもしれませんけどね、そうやって考えると、この年には次の世代に伝わる曲の数が相対的に少なかったのかな〜、音楽は低調だったのかな〜?などと考えなくもない訳です。

以上まとめると、


1. ヒットチャートが低調になると大体ジャニーズ、アイドルで埋まる
2. ミリオンセラーが無い時代は結構長い
3. 名曲が売れた曲とは限らない。あるいは年によっては後世に伝わる名曲が出にくい年もある


こんな感じでしょうか。
以上のように考えると、この1988年から四半世紀が過ぎた現在、音楽が死んだ!音楽業界が死んだ!なんて言ってるけど、

・ 後何年かしたら、新しい音楽鑑賞スタイルのもと、新しいヒット曲がバンバン出てくる
・ ミリオンヒットという言葉は死んでも、みんなが知ってる曲は出てくる
・ 改めて、後世に伝わるような曲が掘り起こされる

みたいな事が近い将来にやってきそうな気がするんですけどね。我々音楽の消費者はそんな日が来るのを楽しみに待っておりますよ。

執筆: この記事はfmnakaさんのブログ『蕎麦屋』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年03月07日時点のものです。