日経トレンディネットで「熱血バイヤー」として活躍し、「家電俳優」という新たなジャンルを確立した細川茂樹(42)さんが、「Mr.コンシューマー」として新たなジャンルを開拓することになった。(写真は「日経BP」提供)

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 日経トレンディネットで「熱血バイヤー」として活躍し、「家電俳優」という新たなジャンルを確立した細川茂樹(42)さんが、「Mr.コンシューマー」として新たなジャンルを開拓することになった。2013年1月29日、ショッピングポータルサイト、イオンスクエアで新規に立ち上げられた「くらしの総合研究所(くら総研)」で、細川さんが主席研究員に就任した。今後、ユーザーから得た情報を分析し、「Mr.コンシューマー」の切り口で改善提案を発信していく。(写真は「日経BP」提供)

 「Mr.コンシューマー」は、細川さんがプロデュースするキャラクターで、「快適な住居空間・生活スタイルを作るための方法」を伝える活動をしている。これまで、細川さんが制作・監修を務めるiPhoneアプリ「Mr.CM」で、家電はもちろん、生活すべてにかかわる活動について、より快適な方法を提案するなど、情報発信を続けてきた。

 「くら総研」は、イオンの利用者から得た経験や実状を数値・データ化し、さまざまなテーマに精通した“研究員”の分析を加えて発表する機関。生活者の目線と、研究員によるプロの目を融合させることで、商品や店づくりほか様々な消費に関する改善・提案を行っていく。第1回調査として、2013年1月28日までの期間で「暖房器具のご利用について」のアンケートを実施した。調査結果は、主席研究員の細川さんの分析やアドバイスを合わせて、2月上旬に発表する。

 イオンでは、「くら総研」の取り組みを通じ、web上では利用客にとって有益な情報を発信し、リアルな店舗では寄せられた声にこたえた店舗や商品作りに生かしていく予定だ。これにより、イオンは、商品の販売だけでなく、付加価値や利用価値を提供し、「生活者にとって、より便利な毎日を創造するお手伝いをする」としている。

 1月29日には、ユーザー同士で生活の知恵やおすすめレシピ、育児のコツや掃除のテクニックなど、生活のちょっとしたひとコマで編み出したテクニックを発信・共有していく「AEON SQUARE Cafe」というコーナーも、イオンスクエアに立ち上げる。イオンは、この2つの新しいコンテンツと、既存のイオンスクエアを連携させることで、利用客とより強固な絆を深めていく考えだ。(編集担当:風間浩)