「Microsoftのイメージを3日で一新する」プロジェクトをウェブ上で行った学生がMicrosoftからオファーを受け働くことに
2012年7月に「3日間でMicrosoftのブランドイメージを一新する」という試みをウェブサイト上で独自に行い話題となったロサンゼルス在住の学生Andrew Kimさんが2013年夏からMicrosoftで働くことが決まったことを自身のブログで明らかにしました。
Minimally Minimal
http://www.minimallyminimal.com/
Kimさんは2012年2月に発表されたWindows 8のロゴを「ラディカルではあるけれど過去を脱ぎ去っていない」と指摘し、自身のウェブサイトMinimally MinimalでMicrosoftの新たなロゴマークや広告を具体的に提案し、その完成度がネット上で話題となっていました。そしてKimさんがプロジェクトを行った一ヶ月後の2012年8月23日、Microsoftは25年ぶりにロゴマークを新しくすることを発表。
The Next Microsoft — Minimally Minimal
http://www.minimallyminimal.com/2012/7/3/the-next-microsoft.html
Microsoftロゴマークの変遷を見るとよくわかるのですが、Windows 8のロゴマークは初代のものと非常によく似ており、さらにいずれのロゴマークも4つの四角から構成されています。
そして、こちらがKimさんが提案した新しいロゴマーク。今のMicrosoftは時代遅れだと考えられている傾向があるため、AppleやGoogleのフレンドリーな広告にとは反対に、未来的でアグレッシブなイメージを全面に出しました。
新しいブランドのイメージ。
ロゴマークの背景に宇宙。
さらに、これまで商品によってバラバラだったロゴマークのイメージを統合。
SurfaceやMicrosoft Office、Windowsはこんな感じに。カラーや細かなデザインは異なりますが、イメージは統一しています。
パッケージデザイン。
スマートフォンのイメージ。
シンプルかつ明確なデザインのため、空をバックに大きな広告が掲げられてもインパクトがあります。
その他いろいろなものに適用してみるとこんな感じ。
プロジェクトはかなりの分析と試行錯誤のもと行われたようです。
プロジェクトを終えた後にKimさんはMicrosoftから雇用の話を持ちかけられたとのこと。
こちらがAndrew Kimさん。
Kimさんは「これはすごく難しい決断でした。ずっと好きだったプロダクトのメーカーなど、数え切れないほどの広告会社やエレクトロニック産業からオファーを受けましたが、最終的に私が本当にわくわくする場所で働きたいと思い、Microsoftに決めました。企業で働くということは、結婚するようなもので、人生における重要な部分です。私はわくわくするような素晴らしいプロジェクトを素晴らしい人々と行いたい。そして、昨年のMicrosoftは刺激的でした」とブログに綴りました。
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