今シーズン前、というかオフにヤンキースが黒田と1000万ドルで契約を結んだとき、NYメディアやファンの間ではどちらかというと懐疑的な声が多かった。LAドジャース時代のコンスタントな成績は評価されていたものの、最もピッチャー有利といわれるNL Westから最もピッチャー泣かせのAL Eastに移ること、30代後半という年齢、そして何よりヤンキースのユニフォームを着ることのプレッシャーを考えて「クロダは(良いピッチャーだが)ヤンキースで成功できるかはわからない」という論調が多かった。

 しかし黒田はここまで、そうした不安を結果で一蹴している。ヤンキースの環太平洋スカウトでもある@Yankeesource氏はズバリ"HIROKI KURODA: THE ACE OF 2012?"(2012年版ヤンキースのエースはクロダ?)と題して、今季の黒田の素晴らしさを紹介している。