2011年のロサンゼルスモーターショーで華々しくデビューしたインフィニティJX。


北米市場で活気のあるプレミアムSUV市場にインフィニティブランドが新たに投入するJXは、インフィニティEX(日本名:スカイラインクロスオーバー)と先日ナインティナインの岡村さんが、東北復興支援の為にプレゼントした事で話題となったインフィニティFXの中間に位置するモデル。


位置づけは中間でありながら、実際はFXより若干大柄なボディであり、インフィニティブランド初の3列シート7名乗車が可能なモデルとなっています。



一方、インフィニティブランドと真向ライバルとなるレクサスは、ランドクルーザープラドをベースとしたGXが存在しますが、インフィニティJXの方がサイズが大きく室内空間もゆとりがあります。



サイズが近似しているのは、むしろレクサスブランドでは最上級SUVのLX(日本名:ランドクルーザー)とほぼ同一サイズです。どちらも3列シート7人乗りを以前より設定しており、インフィニティブランドに大きく差をつけていました。


しかしインフィニティJXは、5.7L V8を搭載するレクサスLXや4.6L V8を搭載するレクサスGXよりも、はるかに小さい3.5L V6エンジンを搭載。価格も5万3245ドル(約430万円)のレクサスGXよりも1万ドル(約80万円)以上安い4万450ドル(約325万円)とされています。


燃費効率に有利な小型のエンジンと、割安な価格設定、それでいてレクサス最上級SUVとほぼ同一サイズ。激化する北米プレミアムSUV市場にレクサスの強敵となるかもしれません。


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(井元 貴幸)