TBSのスポーツ番組「S1」（8日深夜放送）では、人気コーナー「ノムさんぼやき部屋」で野球解説者・野村克也氏の2012年初ボヤキが行われた。

「今日はこれについて」と切り出し「一挙米得」と書かれた書き初めを披露した野村氏は、「アメリカばっかり得して日本は一つも得していないと。今年あたりから猫も杓子もアメリカ行っちゃうけど、しかも、岩隈なんかは給料三分の一に下げられている。おかしいんじゃない？アメリカのどこがいいのか」と初ボヤキ。

今年は、ダルビッシュ有（テキサス・レンジャーズと交渉中）をはじめ、和田毅、川崎宗則、青木宣親、岩隈久志の5人が新たに挑戦することとなったが、トップ選手の米流出にかねてから苦言を続けている野村氏は、「日本は足元見られちゃって、最初はどんどん金を惜しげもなくつぎ込んで日本の選手を獲ったわけね。ところが、今度の岩隈の条件も年俸3億以上とっているのが、三分の一になってる。でも、行きたいって言ってるんですよ。その辺が今の選手の考えがよく分からないんだけど、ボチボチコミッショナーの意見も聞きたいね。聞こえてこないもんね」と主張した。

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