10月29日より公開される『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』の予告映像が公開された。本作の原作となった「若きウェルテルの悩み」は、出版から200年以上経った現在も恋愛小説の金字塔として読み継がれている名作である。

本作は、ゲーテが小説「若きウェルテルの悩み」を執筆するきっかけとなった実体験を映画化したもの。物語は、弁護士になるために法律学校へ通っているゲーテと、美しい少女シャルロッテとの出会いから始まる。2人は激しい恋に落ちるが、シャルロッテは父親の命令でゲーテの上司であるケストナーと結婚することになってしまう。ゲーテは、自分の最後の気持ちを彼女に伝えるために、ある物語を綴り始める。



主演を務めるのは、『イングロリアス・バスターズ』に出演していたドイツの若手俳優、アレクサンダー・フェーリング。原作に秘められたゲーテの切ない想いをどこまで表現出来るのか見物だ。「君なしでは生けていけない」というゲーテの想いはシャルロッテに伝わるのだろうか。

ヨーロッパで大ベストセラーとなった原作は、当時、作品内容を模倣する人々が現れ、“ウェルテル現象”と呼ばれる社会現象を起こすほどの影響力があったという。また、この現象をきっかけに発禁処分にする国が出てくるほどであったというから驚きである。

公開までまだ日があるので、原作を読んでおくと良いかもしれない。

10月29日（土）より、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー。

『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』-公式サイト

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