ロックバンド、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトと真島昌利の2人が、新曲の宣伝の為にFMラジオにメッセージ出演した。その際に彼らがアルバイトをしていた頃のエピソードを明かしたのだ。あまりメディアに登場しない彼らの失敗談が聞ける貴重な内容である。

伝説のロックバンド、THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)などで活動を共にしてきたザ・クロマニヨンズのボーカル甲本ヒロトとギターの真島昌利は20年以上に渡ってバンドを組んでいるのだ。
甲本は故郷の岡山から上京した頃には働く意欲も無く友人も出来なかった日々を送った。そんな彼の才能を理解して「おまえはやればできる」と励ましてくれたのが真島だったのだ。
甲本はそんな真島の期待を裏切りたくないと語っており、ザ・ブルーハーツ、THE HIGH-LOWSなどのバンドを経て今のザ・クロマニヨンズに至るまで他のメンバーは代わっても真島とのコンビは不動となっている。

ザ・クロマニヨンズのメンバーでも彼ら2人が知名度が高いことから、新曲「オートバイと皮ジャンパーとカレー」とアルバム「Oi!Um bobo」の宣伝で最近はテレビ、ラジオへとメディア出演が増えている。
11月13日のFM福岡「STAND UP!MORNING−スタモニ ウィークエンドエディション−」の中で彼らからのメッセージが紹介された。福岡のラジオ局だけに甲本ヒロトは以前ラーメン屋でアルバイトしていた頃のエピソードを披露したのだ。
彼がまだザ・ブルーハーツを結成する前にアルバイトしていたラーメン屋で出前に行った時のことだ。出前先のオヤジから「ウチはラーメン屋だよ!」と怒られたという。実は「隣がホントの出前先だった」とヒロトは淡々と話すと「面白いんだけど話が下手だよね」と終えた。

すると次は仕方無さそうに真島昌利もバイト時代の話を始めたのだ。彼の場合は芝刈りのバイトをしていた時の出来事である。芝刈り機で芝を刈っていると「ニョロニョロとヘビが出てきたんだよね」と言う。真島は咄嗟に芝刈り機を放り出したのだ。「芝刈り機が土を『ドワっと』巻き上げてヘビもビックリ、ボクもビックリ!」というエピソードだった。
それを聞き終えた甲本は「面白いんだけどね、話し方がね…」と残念そうに感想を述べた。

ちなみに甲本ヒロトがラーメン屋でアルバイトしていた時に出前に使ったバイクには『ロケット号』と名づけていたそうだ。そのノリで出前してはやはり勢いでラーメン屋にラーメンを出前してしまうのだろう。
彼らはメッセージの最後に「そんな僕らも今は遊んでばかりはいません。仕事をヤッてます」と真面目に新曲のお知らせをするとアルバム「Oi!Um bobo」から「ひらきっぱなし」を流した。『♪はじめから全開で!』と始まる彼ららしいシンプルで元気の出る楽曲である。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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