医療や病院の制度は国によって異なる。フランスで体の不調があった場合、まず登録してあるかかりつけの一般医のところに行くことがほとんどだ。更なる診察が必要な場合は、専門医の紹介や検査の処方が行われる。

 日本の総合病院で入院を経験したフランス人は、フランスとの環境の違いに驚いたようで、ブログ「Japan Weird」にその様子をつづっている。

 まず、入ってすぐの「総合受付」の存在に驚いたようだ。その広さと待合席の多さ、また長い待ち時間にもかかわらず、辛抱強く待っている日本人の姿が印象に残ったという。

 フランスでは、総合病院にかかる際は、個別に専門医に予約を取ってから行くことが多く、受付は専門ごとに分かれており、総合案内があるだけのことが多いことから、このような感想を抱いたようだ。

 また、日本で入院した場合には個室でない場合も多く、場合によっては6人以上が同じ部屋に入院ということもあると説明。個室の少なさにも驚いたようだが、日本ではカーテンで仕切られただけの他人のプライバシーに踏み込むこともなく、互いに協調して入院生活を送っているようだとつづり、この点にも驚いたと語る。

 しかし日本の病院は、病院内にコンビ二などがあり、とても便利だったことや、日本の看護師はフランスよりも親身になってくれ、とても快適に過ごせたと記している。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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