GEでは、シックスシグマ的なプロジェクト設計手法が使われます。私の印象としては、標準化はいいことだけど、どうもね・・・、と思うこともあります。


 GE、ゼネラルエレクトリックさんは、言わずと知れた超大企業ですよね。この会社は本当にすごくて、プロジェクトを設計する手法もしっかり標準化されています。

 GEではプロジェクト管理についての社内資格を出していて、黒帯、つまり達人にあたるブラックベルト。その下が緑帯、グリーンベルトといった感じでランク分けがされています。

 空手みたいですね・・・。

 で、標準化は素晴らしいのですが、そういうノウハウは固いよなあ・・・、と思います。

 なんでも、その標準にあてはめようとするところからはじまりますね。当たり前ですけど。まさに標準化ですからね。

 プロジェクト設計についても、フレームワークにしたがって、きっちりきっちりプロセスに切っていくのですが、全体感よりも、部分部分のIPOにこだわるように見える・・・。いや、これは使う側のスキルの問題かもしれませんけど。

 あと、IPOというのは、インプット、プロセス、アウトプットの考え方です。

 部分部分のIPOを一連の流れとして捉えて、しっかり全体とのつながりで考えられるといいのですが、どうしても部分フォーカスで考えて、前工程とのつながりだけで考えてしまう。

 私の感覚だと、前前工程とのつながりがゆるくなって、なんか違和感を感じる。

 でもまあ、完璧に前工程からのインプットを踏まえた工程のあり方、アウトプットを考えられれば本当はそれでいいはずなんですけどね。

 でも、多分、それは無理ですよね・・・。

 物事を分解することはすごく大事なのですが、部分にしていく時に、全体との関係性を落としてしまうことは多々あります。


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