アパレルファッション、ライフスタイル業界の特性。/井上 和則
初めましてアパレルファッション、ライフスタイル業界に特化した経営・M&A支援業務を行っています(株)TKコンサルティング代表取締役の井上和則と申します。


最初の投稿なので少し自己紹介的になってしまい恐縮です。
この業界もご多分にもれず昨年の夏以降低迷が続いています。特にラグジュアリー商品の販売不振が大きく、百貨店業界では売上げ減により急速な再編が進んでいます。又、アパレル業界においても今年に入り2ヶ月間で上場規模のアパレル企業3社が倒産しています。
弊社は業界に特化し、インダストリーを熟知している強みもあり(私自身は約30年この業界に絡んでいます)、M&Aを含めた色々なご相談を受けます。
長くこの業界に係ってきて感じるのですが、ファッション産業はアナログとデジタル、右脳と左脳の両方が絡み合った特異な産業分野で、なかなかロジックだけでは経営が成り立たない部分があります。

昨年まで盛んだった、ファンドによるアパレル企業への投資案件がいくつもありますが、ほとんど失敗しています。成功例がないといってもいいくらいです。

又、見た目の華やかさとは異なり、人の関係で繋がっているアナログ的な部分が大きく、銀行等のファイナンス系の人にとっては理解しにくい分野だとよく耳にします。さらに流行に左右されるトレンド性が強く、企業の栄枯盛衰が非常に早いといえます。

それ故に、弊社のようなこの業界を熟知した立ち位置に競争優位性があるのかもしれませんが、リーマンショック以降、業界にも色々な意味で、さらなるパラダイムシフトが起こりつつあります。今、企業が正確に舵取りをする事が最も必要とされている時期でもあります。

次回はもう少し突っ込んで投稿していきたいと思います。



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