幸せな家庭を作りたかった


▶▶この作品を最初から読む

地元を離れ、パート社員として静かな日々を送る41歳の井上美里。ある日、彼女のもとに葬儀の招待状が届きます。差出人は、すでに亡くなっている高校時代の同級生・水原すみれ。美里にとってすみれは、名前をうっすら覚えている程度の存在で、親しかった記憶はありません。「なぜ私が呼ばれたのだろう」そんな戸惑いを抱えながら、彼女は葬儀場へと向かいます…。

そしてこの招待状は美里だけではなく、さらに3人の同級生にも届いていたのです。

人気イラストレーター・やまもとりえさんの話題作『べつに友達じゃないけど』をお送りします。

※本記事はやまもとりえ著の書籍『べつに友達じゃないけど』から一部抜粋・編集しました。

登場人物


小さい頃の私は


別に落ちこんではいなかった


その頃の私には


いい大学行ったって意味ないし


なんにでもなれるなら


意地でも離婚はしてやらなかった


ヘロヘロになって育てた娘は


うれしそうな顔すんなよ


著=やまもとりえ/『べつに友達じゃないけど』