ジェローム・トーマス

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 ジェローム・トーマスが、Makzo×ルーシッド・グリーンとのニューシングル「Absence」を本日2月27日に配信リリースした。

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 本作は、誰もが一度は経験する“物理的な距離”と“心の距離”のあいだに生まれる緊張感をテーマにした一曲。ジェロームが本作で描いているのは、遠く離れているからこそ生まれる不安ではなく、距離があっても揺るがない感情のあり方だ。ジェロームは、「地理的な距離は、感情の距離を意味しない。そのことを大切な人に伝えるための曲」と語っている。

 ロンドン ハックニーで育ち、幼少期から音楽に親しんできたジェロームは、抑制の効いた表現と豊かなハーモニーを軸に、UKソウルの中でもとりわけ“感情に根ざした声”として独自の立ち位置を築いてきた。本作でのコラボレーションは、2024年にロンドンで行われたFloFilzのライブをきっかけに、ジェロームとMakzoが出会ったことから始動。そこに、現在はブリストルを拠点とするフランス人プロデューサー ルーシッド・グリーンが合流した。

 本作のサウンドは、ゆっくりと温度を帯びながら展開していく。しなやかなベースライン、落ち着いたグルーヴ、余白を大切にしたコードワークが、ジェロームのボーカルに自然な呼吸を与えている。本作は、ジェローム、Makzo、そしてルーシッド・グリーンによる初のコラボレーションとして、静かな自信に満ちたモダンソウルの現在地を印象づける一曲となっている。

(文=リアルサウンド編集部)