粗大ゴミの処分で目が覚めた。元浪費家が「捨て活」で気づいた3つのこと
浪費癖がおさまらず、なかなかお金が貯まらない。そんな悩みを抱えている人は、まず家の中にあるものを見直すと、意外な気づきがあるかもしれません。今回話を聞いたのは、分譲マンションで夫婦ふたりで暮らすOdekoさん。SNSを通じてミニマルな暮らしを発信していますが、かつては貯金ができないほどの浪費家だったといいます。ものを減らすと散財が減る、3つの理由を伺いました。

ものを減らす過程で見栄を手放した

ものであふれかえった部屋、貯金ゼロの銀行口座。「このままではダメだ」と思い、40代になったことをきっかけに捨て活をスタートしました。
まず初めに整えたのはクローゼット。私の浪費のほとんどがここにつまっていたからです。
衝動買いしたジャケット、仕事をがんばったご褒美に背伸びして購入したブランドバッグ…手放したもののほとんどが、見栄で買ったまま使いこなせないものばかりでした。
見栄さえなければ、今ごろ貯まっていたかもしれない金額を想像するとゾッとします。
けれど、ものを減らす過程で、ひとつひとつに使った金額を客観的に見つめ直せたことが、散財をやめる大きなきっかけになりました。
捨て活をひと通り終え、自分が本当に必要なものだけを買うように基準を見直してからは、毎月余裕をもって貯められるようになりました。
ちなみにわが家は、夫婦2人暮らしで、財布は別々。
当時は夫が転勤族だったので、引っ越すたびに私は派遣社員として働いていました。見栄を張っていたとはいえ、ご褒美があったからこそ仕事を続けられた面もあります。過去の自分には「よくがんばってきたね」と声をかけてあげたいです。
「手放す苦労」を知ることができた

捨て活で「手放す苦労」を経験したことも、散財が減った理由のひとつです。
捨て方がわからない特殊なものは、自治体のルールを確認して、ゴミ袋に分別して、収集日に所定の場所に出して…と捨てるまでに多くの手間がかかります。
大型家具や家電の場合はなおさらです。粗大ゴミの収集場所やリサイクル業者を調べたり、重たいものを運んだり…処分には手間も労力も、そしてお金もかかるのだと、身をもって知りました。だからこそ、「捨てにくいものはもちたくない」という気持ちが散財のストッパーになっています。
いまは家具や家電も必要最低限で、1人で運べるコンパクトなものがいいと思うようになりました。おのずと高機能で高単価のものが選択肢から外れるため、財布の負担も減ってきています。
SNSにとらわれず、自分らしくものを選ぶ

SNSには「すてきだな」と思える暮らしの投稿があふれていて、SNSがあったからこそ知ることができたものもたくさんあります。
ただ、ものを減らして気づいたのが、憧れと快適さは必ずしも同じではないということでした。
話題になった、ホテルのようなふかふかなタオルは、洗濯しても乾きにくくて私にはストレスでした。おしゃれなうすはりグラスも普段づかいには向かず、食器棚の奥にしまったまま。
世の中にはいいものがあふれ、憧れの対象もたくさんあります。でも、SNSで語られる価値観に自分を合わせにいく必要はないのだと思います。
だから今は、お金を使うなら「自分にとっていいもの」「自分が快適に暮らせるもの」を基準にするようになりました。
流行やだれかの意見に流されず、自分視点で選別できるようになってきたことも、散財を減らせた理由のひとつだと感じています。
